高野山:世界遺産 近畿の車窓から ~南海電鉄、ケーブルカーで行く時空を超えた弘法大師との遭遇~
近畿の車窓から。
今回は、大阪南河内は大阪狭山市から和歌山 高野山まで。
言わずと知れた「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産に登録されて以来、ここ高野山には海外からも多くの方が訪れています。
- 1.高野山 標高800mまでの道のり
- 2.狭山駅から橋本駅
- 3.橋本駅から極楽橋
- 4.極楽橋→高野山:ケーブルカー
- 5.高野山駅~奥の院
- 6.高野山 奥の院
- 7.奥の院でのお食事とお土産
- 8.お土産は刈萱堂でバスの途中下車
- 9.ケーブルカー頂上からの景色を見て
1.高野山 標高800mまでの道のり
高野山まで車で行くか、電車で行くか。
車で行く場合でも、高野山の南から入るのは難しく、玄関口である橋本から国道で標高800mの高野山まで向かうことになります。
電車で行く場合も、南海高野線なら難波駅から極楽橋まで電車で一本。極楽橋からはケーブルカーにのって登頂します。
JRは和歌山市方面からも、奈良方面からも橋本駅で連結していて、やはり橋本から極楽橋経由で登頂することになります。
南海電車は、難波発で、途中で関西国際空港か、又は加太港(図にはありません)に折れる、終点が和歌山市駅の「南海本線」か、終点が高野山の「高野線」に分かれます。
高野山に向かう時、この南海高野線から見える景色が人の心に安らぎを与えてくれます。
2.狭山駅から橋本駅
南海高野線で高野山に向かう時、まずは急行が停車する駅に向かいます。
筆者は狭山駅から乗りましたが、ここでは急行は停車しませんので、まずは北野田まで一駅戻りました。
3.橋本駅から極楽橋
橋本に到着すると、ここから高野山に向かって徐々に標高が高くなることが分かります。JRが並列されていて、ここで南海⇔JRの乗り換えが出来ます。
~紀伊清水~九度山~
電車は、ただひたすらに真っ直ぐに進みます。言い忘れましたが、一旦急行電車に乗ると、トイレは駅で下車するしかありません。乗車前に済ませておくことをお勧めします。極楽橋から橋本を往復する電車には、午前にも関わらず海外の方の乗車されていました。今、高野山では、高野山のお寺に特に海外の方が宿泊するかたが増えているそうです。そこはただただ清々しい景色が広がります。
~高野下~下古沢~上古沢~
ここからさらに標高が高くなり始めます。夏場でも、心なしか涼しく感じるのは旅の魔法のせいでしょうか・・・・高野下を越えると、電車は山の中を単線で進むことになります。電車と共に山を登るなかで、まるで自分が山に溶け込むような体感を得ることができます。
5.高野山駅~奥の院
途中バスとすれ違いながら、奥の院までバスで向かいます。1日フリー乗車券であれば、一回途中下車するだけでお得になります。(各店舗の割り引けん付き)
そうこうしている間に、奥の院に到着します。
6.高野山 奥の院
夏場でも涼しいということもありますが、奥の院を一歩入ると、体の中をすっと涼しい空気が流れる感じがします。この瞬間、我々は時空を超えて奥の院に祭られた歴史上の人物に遭遇することになります。
院内には、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉・・・歴史上の人物のお墓もあり、人はここを訪れて、過去と会話することができます。
この先撮影禁止~御廟霊域(ゴビョウレイイキ)~
この先は御廟霊域という霊域とされているため、写真撮影や携帯電話の使用は禁止されています。守りましょう。
御廟霊域から奥の院出口
御廟霊域を一周したら、入口まで戻って参拝は終了です。
その間、御廟霊域入口には水かけ地蔵がありますので、順に水をかけて祈り、水をかけて祈りを繰りかえしましょう。
8.お土産は刈萱堂でバスの途中下車
刈萱堂前で途中下車しましょう。
刈萱堂には、悲しくも強く生きる親子のお話を、独特の絵画で楽しむことが出来ます(無料)。
周辺には色んな寺院があり、何度来ても高野山の奥の深さに触れることが出来ます。
さて、長旅の疲れに甘い和菓子で潤いましょう。
刈萱堂の向かいには、素敵な和菓子屋さんがあります。ここで素敵な「アイスクリームon焼きもち」を頂きました。