ある男の子(ぼく)と、生まれながらに病弱な子犬(リク:5男)のお話。
男の子は、ワンちゃんを始め、動物が大好きで、
「僕ならどんなワンちゃんだって、元気にできる!」と自信を持っていたのでしょう。
しかし、現実はもっと難しく、「ぼく」が遭遇する困難は、
その先の人生でも再び出会うことがあるのかどうかもわからない程の重大な問題でした。
「リクはよわくない」
この言葉は、僕からリクへの信頼のメッセージなのか、願いなのか、それとも・・・
1ページ目を開いた時から、涙が止まりませんでした。
是非お子さんにお勧めしたい。いや、親である我々大人こそ
「ぼくとリクが大切にしたもの」を思いだす必要があるのではないでしょうか。
若者よ、自分以外のために一生懸命に生きてみないか・・・
そんな、筆者自身も出来なかったことを考えさせられたお話です。
作者である坂上忍さんの実体験をモデルにした内容だそうですが、
そこにくっきーさんの絵がさらに優しさを加えて、本と読者である筆者の間に
すごく暖かいものを感じることが出来た、そんな時間でした。
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今、こんな時代だからこそ、自分以外に優しくなりたい・・・・。
読書のための本棚を。
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